羽田空港から飛行機に乗るのは、空港で働いていた頃以来だから実に10年振り。
空港内を毎日走り回っていたのが10年も前だったなんて、ちょっと信じられない。
福岡行きの機内はガラガラだった。
上空からみた景色に最初は圧倒されたけど、東京ってホントに緑がない。しばらく見ていたらあまりの人工的な景色に気持ち悪くなってきた。
羽田を発つ前に番犬さんに「定刻です」とメールした。何故なら出迎えてくれるって約束だったから。なのに、なのに。。。。福岡空港についてメールチェックをすると「俺迎えに行くって言ったっけ?」と。それだけではない、夜はご飯を一緒に食べるはずだったのに「用事入れちゃった」って。打ちのめされた。はるばる東京からやってきたかわいいかわいい後輩を知らない街で一人にするなんて!鬼教官健在である。
がっかり肩を落として博多駅のホテルにチェックイン。部屋がタバコ臭すぎてトリプルショック。
とは言っても、ホテルでぬくぬくしているのはもったいない。何をしようか考えていると、翌日会うことになっていた台湾人の友人KENから電話。おおKEN、君は私のこと忘れてなかったんだね~とほぼ半べそで今私が置かれている状況を説明。実はKENの結婚式出席するため台北に行ったときも、同じようなことがあったのだ。会う約束をしていた友人からドタキャン連絡。Chrisという違う友達に泣きつき飲みに連れて行ってもらったのだ。そんなことがあったもんだから、KENはたいそう心配というか、呆れていた。「友人を選びなさい」と。
KENと翌日の待ち合わせを確認して、ホテルを出た。博多と言えばとんこつラーメン。一人だからと言って、食べないわけにはいかない。大人ですから、一人でだって何でも出来る!!
行ったのは「一蘭」というラーメン屋。行ってみてビックリ、なんとも変なラーメン屋。

各席がパーティションで仕切られてて、前にはのれん。他の客を見ることもなければ、店員の顔さへ拝む必要がない。言葉を交わすことさえない。席に着くと紙があって、そこに麺の固さとか濃さとか自分の好みを書き込む。で、写真にあるボタンを押すと店員が回収。一人客には持って来いだけど、ちょっと味気ない。

ラーメンの味は普通。まずくないけど、おいしいとも言えない味。腹の足しにはなる程度。随分お客さんが並んでいたけど、味にではなくこの雰囲気を味わいにくるのだろうと独りごち。ふむ、多分もう行かない。
その後、天神に移動。ぶらぶら。博多の女子はかわいい。発見だ。
ホテルに戻って夜の9時過ぎ。ゆっくりお風呂に入り、うっかりテレビでやってた映画を観ちゃって、うっかり感動の涙。目が腫れるぜ。夜中の3時就寝。