人気ブログランキング | 話題のタグを見る

orange journal

achikako.exblog.jp
ブログトップ

バングラディシュ2日目 in Dhaka

体とは不思議なものでいつもある生活をなかなか忘れたりはしないらしい。トイレに行きたくて目覚め、携帯電話の時間を見ると朝8時半。朝食の時間なのにみんなが起きている気配はなく、横ではhiroちゃんもまだ眠ってる。寝ぼけた頭で考えた時差のこと。日本との時差は3時間。携帯電話の時計は直していない。ということは、現地時間の朝5時半。もちろん2度寝。

朝ごはんを食べて、オーナー夫婦のお嬢さんであるmayaちゃんに付き添ってもらい、サルワカ購入のため街に出る。mayaちゃんは通訳、値切り交渉に大変貢献してくれた心強いお方。バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_19365965.jpg

一軒目のお店は生地屋さん。ここで好みの生地を選んで仕立て屋さんに持っていくのだそう。出来上がりは2日後。今回、私はオーダーだとスケジュール的に難しかったのと、料金の問題で既製品に的を絞った。
バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_19372455.jpg
モデルが来たサルワカのポスターが見本として貼られています。洋服をほとんど着ないベンガル女性はサルワカ(もしくはサリー)で自分らしさを表現するのだから、本当にさまざまな組み合わせがある。お店の棚に並んでいる生地の数もいっぱい。
バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_19374631.jpg何軒かまわり、私はこちらのお兄さんのお店でサルワカ買いました。上が青で下がピンク。刺繍がとってもキレイなサルワカです。naoにベンガルの通訳をお願いして値切りに成功!サルワカは上、下(ズボン)、スカーフの3点セットが基本。既製品の方がオーダーよりも安い。値段は600タカ~800タカが主流。計算は2賭けという感じ。600タカなら1200円くらい。
そして、実はこのお店には夜にも行ってさんざん交渉した挙句に値引きを勝ち取り2着目をゲットしたのでした!

この日は日本からnoguchiさん(シャプラニールの理事)、koheiくんとohanaちゃん(naoのシャプラニールユースの後輩)の3人が合流。みんなでお昼ご飯食べに行きました。もちろんカレーです。特にエビのカレーがおいしかった。殻ごとバリバリ食べます。

お昼ご飯の後はタクシーでダウンタウンへ移動。NGO団体が運営しているお土産屋さんを2軒回りました。街中にあるお店と違い値段はお高めですが、物はしっかりしているとのこと。サルワカから民芸品などなどいろんなものが売っています。バングラディシュにはたくさんのNGO団体が存在して民間企業を凌ぐ大きさ(規模)の団体もあるとのこと。

バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_0274019.jpgこの日着ていたサルワカです。このサルワカは仕事仲間のeriさんがインドへ旅行に行った際、バングラで絶対に役立つから!とお土産に買ってきてくれたもの。eriさんは正しかった。サルワカは全身を覆っているので一見暑そうに見えますが薄手で風通しが良く、汗をかいてもすぐに乾く。ジーンズが乾かないほど湿気の多い地では洋服よりも現地の服が一番!理にかなった代物なのだ。


タクシーに乗り、エクマットラという社会福祉団体が行っている青空教室に向かう。
エクマットラは渡辺大樹氏とダッカ大学生有志数名とで立ち上げ、ダッカ市内の路上娼婦の子供たちを対象にした更生センターを運営。彼らの社会復帰の手助けを行うというのが活動内容。単身バングラディシュに乗り込み、日本人である彼がバングラディシュ人と共に団体を立ち上げ、運営する。凄まじいエネルギーです。大樹氏はまだ20代。彼について言える言葉は今の私には見つかりません。

バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_046166.jpg子供たちの目はキラキラと輝いていて、自然に顔がほころびます。自己紹介をみんなでしてくれた。年齢は様々だけど、日本の同年齢の子供よりもやはり細く小さい。小さな黒板を渡され線を引き升目を作る。そこにベンガル語の数字をチョークで書いていく。ベンガル語の数字って難しい。
バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_0484931.jpg「掌を太陽に」のベンガル語バージョンを子供たちが歌ってくれました。私たちが日本語でも歌ったのですが、歌詞があやふや。情けない。子供たちの後ろにいる大人たちはみんな見物人。何かしていると必ずみんな集まってみています。
バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_0464692.jpg
算数の後は体育です。長縄飛びの始まり。みんな上手に跳ぶんです。それでも苦手な子と得意な子はいるもの。タイミングが合わず一回で終わってしまう子もいました。順番という小さな秩序も学んでいくんですね。最後はみんなで挑戦。子供たちは本当に楽しそうに跳んでいました。

日が暮れてこの日の青空教室は終了。いつまでも手を振ってくれる子供たちにさよなら。私たちが育った境遇とは比べる事など出来ないくらい過酷な生活の中、子供は純粋な心で大人を見上げる。そのキラキラした目に応える事の出来る心を自分が持っているかどうか、いろいろ考えさせられて、その考えは今になっても一向にまとまらず。。。

バングラディシュ2日目 in Dhaka_b0025949_0475249.jpg
大樹氏が連れて行ってくれたレストランだかカフェにて「ちゃー」をいただく。「ちゃー」は甘いミルクティです。小さなコップでいただきます。これがホントにおいしい。病みつき。暑い国なのに暑い「ちゃー」を飲み暑さでだれる体に糖分を注ぎ込む。ホッとします。

この後、大樹氏も一緒にドエルハウスへ。一緒に夕飯を食べ、naoが極秘ルート(バングラはイスラム圏ですのでお酒は売ってません)で仕入れてくれたビールを飲み飲み、楽しく歓談。大樹氏の活動やnaoが活動しているシャプラニールのことなど手ほどきしてもらう。naoに会うまで国際協力やボランティアというものをそれほど身近に感じたことはなかった。大樹氏は国際協力やボランティアにはいろんな方法があって「関わらない」ことも一つの道と言っていたけど、大きなことは出来なくても、自分なりの方法で「関わって」行きたい。

さて、明日からは2泊3日のバングラ国内ツアーに出発です。楽しみ楽しみ♪
by abechi55 | 2006-08-20 21:37 |