ヒッポファミリークラブは多言語交流を主旨とした活動をしているところで、目指せ7ヶ国語会話!って感じなのです。その活動内容というのが、とにかく聞く・話す。文法なんかは一切やりません。音楽を聴いて、聞こえてくるものを声に出す。音読ってやつですね。同時通訳さんなんかもまずはこの練習から入るんだそうです。子供が言葉を覚える方法と同じことをやるわけです。わたしもこの方法に共感。
会場に行ったら、まずは「hola!」と声をかけられました。チラシをみて来ましたと伝えると、いろいろと説明。活動内容から団体が何たるか、とかね。子供たちとそのお母さん方がいっぱい。独身者の参加はないようでしたが、みなさん気さくで明るい方ばかり。まずは、どんなふうにやってるのか見てください、参加してくださいって。
まず、歌を歌います。スペイン語だったかな?で、そのあとゲーム。ゲームではじゃんけんをしたんだけど、「かい、ばい、ぼー」と韓国語で「ジャンケンポン」って言ってました。あと丸くなって音読。スペイン語、韓国語、フランス語、英語の順に同じ文章が流れるのだ。スペイン語が流れた時はまったくチンプンカンプン、韓国語の時は知ってる単語が何個か出てきたけど全体の意味は分からず、フランス語で知ってる単語から大体の内容がわかり、最後の英語で「おお、こんな内容だったのね」と納得。みんな大きな声で音読してました。
みんなが自己紹介をしてくれたんだけど、これが驚き!スペイン語、韓国語、ドイツ語、インドネシア語、フランス語、英語とみんなの口から魔法のように出てくる。これは小さな子供も一緒です。1番小さな子で3歳くらいの子でも立派にフランス語話してました。まさに脱帽。今の時世を繁栄してか韓国語話す人が多かったかな。ちなみにこの集会(ファミリーと呼ぶそうです)には外国人の先生なんていません(他のファミリーでは外人の参加もあるそうですが、それは先生としてではなく、あくまでもメンバー)。日本人のみの環境でもこんなにみんな話してる。正直、驚きました。
文法を一生懸命勉強しても話す場がなければ、話せるようにならない。今の日本の英語教育が物語っています。読み書きが出来なくてもちゃんと話すことはできる。まずは、耳と口なんだなあって。あとは間違いを気にしない。誰も責めないし、それが当然だから逆に教えてくれる。あたしもイタリア語での自己紹介をしたんだけど、先が続かないとみんな教えてくれる。赤ちゃんが言葉を覚えるプロセスと同じことをここではやってるわけです。
歌を歌ったり、ゲームをしたり、大人にはちょっと恥ずかしいと感じることかもしれません。でも、一歩を踏み出してしまえば面白い。私はとっても楽しかったです。また、子供たちにとっても小さい頃から他の言語に触れる機会があると可能性がどんどん広がる。
残念ながら無料ではないので、入会金や月々の月謝、教材を買ったりと出費は必須です。
でも、英会話教室に通うならわたしはこっちの方が断然おすすめ。
日本各地で活動しているので、興味のある方は是非参加してみてくださいな。