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ふるさと

今日、父から電話があった。話すの久しぶり。1年以上ぶりだと思う。
親不孝な私。ごめんなさい。父の声にはハリがありとっても元気そうだった♪
わたしは小学校5年まで山形の日本海側にある町で育ったんだけど、とってもいいところ。海があるから、特に夏はサイコー!現在の肌の色は子供の頃に染み付いたものなのです。あと、魚もおいしいし、空気もいい。冬は日本海特有の風が吹き荒れるため、寒い!風に飛ばされるせいで、雪はそれほど積もりませんが、車は時々飛ばされます。はは。

今日は父から悲しいお知らせが1つ。
お父さんの友人でレストランを経営していたマスターが亡くなったとのこと。まだ55歳。癌だったって。そのレストランは私が小学校3年生くらいの時に初めて父に連れて行ってもらって、ステーキやシチューなどカタカナばかりの洋風ものに出会い、ナイフとフォークの使い方を教えてもらった。それ以来、頻繁に通うこととなり、埼玉に引っ越してからも帰省するときは必ず行っていた。とっても暖かいご夫婦でいつ行っても「よく来た」とおいしい料理を出してくれた。私にとっては親戚のような人達。
自分が年をとるのだから、親世代だって確実に年をとっている。親世代が自分より早く死ぬのは自然の流れではあるけれど、大好きだったマスターがたった55歳で亡くなるなんてやっぱり悲しい。もう、マスターが作る「カツレツチーズのせ」(すごいおいしいの)が食べれないのかと思うと、さらに寂しい。夏に帰省したらお線香あげにいきます。

父とは他にもすし屋や焼き鳥屋などいつも一緒に行くお店があるんだけど、やっぱりみんな父の友達。同級生だったりね。どのお店に行ってもみんな憶えてくれていて、私にはホッとする場所です。いつまでも元気で変わらない味を守って欲しい。

とても田舎で、ずーっとそこに住んでいたらこんなに好きにならなかったかもしれない。その土地を離れ違う場所から日本海や新鮮な魚や料理、景色、人々を見れたから、自分の田舎(ふるさと)とみんなに自慢したくなるっていう気持ちになれたんだろうなって思う。

さて今年の夏は久しぶりの帰省。
父と自転車にパラソル積んで海(地元専用、海の家なし)に行き、夜は随分ご無沙汰しているマスターたちに会いに町を練り歩く(飲み歩く)。おいしい刺身が新鮮なレバーが寿司があたしを待っている~!
by abechi55 | 2005-06-29 19:55 | ひとりごち